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<特訓!入門〜通訳まで、目標必達。親身の熱誠指導に一切の妥協なし>

  

スクールスタッフという仕事
スクールマネージャーとノルマの話(5) (1) (2)  (3) (4) (6)
-コンテンツ提供:ファーストフロー 社員教育コンサルタント 柳名鑑子(Namiko Yanagi) 氏-

元スクールマネージャーが担当する“本音”コラム。

柳名鑑子 やなぎ・なみこ 略歴はこちら
年間1億円のノルマにひるむことなく、マネージャーの醍醐味を味わってきた、超ポジティブ派。
「人が好き、人との出会いが好き、そんな性格がスクール内のコミュニケーションに生かされ、人を呼び、人が集まり、学校運営にも有効に働いたんです」と振り返る。本コラムでは、氏のマネージャー経験と専門である社員教育の観点から魅力的且つ多角的な内容で、スクール・スタッフ皆様を応援するコラムをお届けいたします。

ノルマは一人では達成できない! <内部入金の作り方 最終章>

内部入金の作り方@Aで説明した通り、内部入金は生徒さんの満足度の表れであり、それを作り出す過程が生徒さんにとって学習の障害となる事があってはなりません。

本号では、生徒さんの視点に立って、内部入金を作り出すのに懸命なスクールとの関係のありかたや、その有効な活用法を考えていきます。

生徒さんにとって、スクールを活用する時の大切なポイントの一つとして、スタッフ(講師を含む)からの情報収集が考えられ、その質と量は普段のコミュニケーションやカウンセリングに左右されます。

いかにスクールライフを有益なものにしていくか、生徒さん自身にもその鍵は握られています。

☆突然のカウンセリング!目的は‥契約更新?

さあ、月末。スタッフはフル回転でカウンセリングをこなします。

生徒さんからは、「いつもと雰囲気が違う」「月末で忙しそう、声をかけづらい」「顔つきがこわい」等の声が聞かれます。又、月末の粗雑なカウンセリングでは、「どうしてカウンセリングするの?」「契約を更新するか、すぐ決めないといけないの?」「いきなりコース変更の提案って何?今のクラスが自分に合っていなかったの?」等、当然生徒さんの不満は募るばかり。

さらに、「今、決めてください」とせかされ、遅くとも「今週中」の返事を迫られます。そして、今月中(数日後となる事が多い)に費用を納入してくださいという具合です。

生徒さんにとっては、今後の英会話学習のプランや、費用の都合もありすぐに答えを出す事はできません。突如降って沸いたカウンセリングで、時間も短く、講師はなんだか焦り急いでいる。しかも、自分の担任講師(又は担当講師)によるカウンセリングでは、「断ったらクラスに出ずらい」「断りたいけど言い出しにくい」と感じ、生徒さんは困惑。生徒さんの方から質問したり、リラックスして話をできる雰囲気ではありません。

本来は、担当スタッフとのカウンセリングも組まれ、担任講師についての不満等を言える機会を作るところですが、月末ともなるとその余裕がないというわけです。このような押し付けカウンセリングでは、決定的な決め手になる説得力は無く、つづけるメリットが見出せず、生徒さんは失望します。それが、多くのスクールの現状です。

☆カウンセリングを受けよう!

カウンセリングを契約更新時のみ行うスクールがありますが、本来は、段階を追って、様々な目的で適時実施されるものです。この点も、生徒さんにとって有効なスクールであるかを見極めるポイントです。

生徒さんの力でもカウンセリングの質をあげる事ができます!
私がマネージャーとして作ったシステムでは、カウンセリングの大前提は、生徒さんのレベルアップに合わせ、各ステージで実施される事、そして、講師やスタッフが推薦するコースやアドバイスは、担当講師の独断ではなく、専門チームで話し合われた内容になっているという事です。
その点では、生徒さん個々の情報が少ないと、推薦コース等を絞り込む事が困難です。そこで、生徒さんにオススメするのは、「普段から積極的に自分をアピールして、専門チームの効果を最大限利用する」ことです。

アピールというのは、例えば、「1年後にアメリカに行きたい、留学かインターンシップか迷っている」「○○先生とは気が合わない」「レッスン以外ではほとんど英語に触れない」‥等、自分の情報をスタッフに与える事です。又、「通訳の勉強がしたいので、お薦めの通信教育機関をピックアップして欲しい」「ニュージーランドでファームステイをしたいので、資料をそろえて欲しい」等、具体的に要望を出しても良いと思います。さらには、TOEIC等の模擬テスト(無料)を受けて弱点を見極め、カウンセリングのフィードバックにより今後の勉強の方向づけをする事等もできます。

このように、生徒さんからの積極的なコミュニケーションで有意義なカウンセリングを受ける事ができます。

もちろん有能なスタッフがいれば、目的に合ったカウンセリングの提案等、様々な投げかけも期待できます。スタッフの人柄、知識、情報力等、「この人」と思ったスタッフとそういう意味でのリレーションシップを特に深めると良いでしょう。

スクールに行くと、やる気が出る、刺激されるというように、モチベーションを高められるということは、そこに有能なスタッフがいて、そのスクールが有効な場であるという事です。学習者の皆さんにとって、そんなスタッフやスクールに出会うことは、スクールライフを充実させ目標や夢の実現への橋渡しになるのでしょう。

現今の英語学習人口増加で、スクールや、個人レッスン等のシステムは多種多様です。学習者の皆さんが、自分にあったスクールやシステムを見つけ、最大限利用し、目標に向けてステップアップできるよう今後も応援いたします。

〔次回のコラム〕
スクールマネージャーとノルマの話(6)<ノルマを達成できるスタッフの育て方>
お楽しみに。

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