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業界を斬る!コラム(20)
教材販売のススメ 
〜スクールが企画する“ダブルスクール”〜 2002年9月3日
 
≪英語関連教材の台頭≫

 「聞くだけで...」「英語をシャワーのように...」「英語があふれるように...」などのコピーは誰でも一度は聞いたことがあるはずだ。そう、これらは英語教材のコピーだ。昔から売り続けているものもあれば、新しい理論で開発された教材もある。また、英語関連の書籍も売れている。これらを買いあさっている消費者にとって、「英語を学ぶ」ということはどういうことなのだろうか。


≪賢くなる英語ラーナー≫

 ほんの数年前まで、英会話というのは「スクールにいってネイティブに教えてもらう」ことが最も効果がある学習であると、消費者も信じていた。もちろん、いまでも大勢は変わらない。ただ、一部の人は疑問を持ち始めているのだ。何に?自分が過去に行ってきた英語学習にだ。
 中学・高校と実行してきた英語学習がほとんど効果が無かったのは、すべての消費者が感じていることだ。そこで一般的な消費者はこう考えた。
 「英語もろくにしゃべれない教師に教えられてもしゃべれる様になる訳が無い」
 そこで、ネイティブのいる駅前のスクールへ大挙して押し寄せたのだ。
そこには希望があった。「ネイティブなら私をしゃべれるようにしてくれる...」
 しかし、1〜2年が経ちその希望は打ち破られる。「これだけではだめなんだ...」
 消費者はここから学び次のステージへと進んでいくのだ。


≪英会話学習のダブルスクール化≫

 消費者はネイティブから英語を習うことの有効性を知っている。反面、ある現実にも気がついている。スクールのレッスンだけでは時間が足りない、でもこれ以上スクールに通うお金もない。つまり、「スクールだけでは英語はうまくならない」のだ。そこで登場するのが英語教材やe-ラーニングといった自宅でできる「第2の学校」つまり、ダブルスクールだ。
 スクールにとってこの傾向はある意味怖い。なぜなら、自宅での学習やe-ラーニングに可処分所得をとられてしまうからだ。自然とスクールに払うお金は少なくなる。さらに、自宅学習の方が主軸になると実践の場であるネイティブのレッスンは価格の勝負になってしまう。安い方へと流れていく傾向が進むだろう。
 では、英会話スクールとしてはどう対応すればいいのだろうか。答えは簡単。
スクールが「ダブルスクール」を始めればいいのだ。お勧めの教材を用意して生徒さんへ提供してあげるのだ。
 さらに、自宅学習した内容をレッスンでフォローしてあげれば、生徒の中でスクール・レッスンの重要度は高まりレッスンの時間を削らないようになる。また、価格に流れされない「顧客の囲い込み」ができるのだ。
 これは生徒にとっても非常に良い事で英語学習の時間が増えれば、上達も早い。
(日本人の英語学習環境を良くしよう、というファーストフローの理念とも大いに合致する)


≪スクールの収益構造も変わる≫

 スクールが自宅学習用の教材を持つことは収益性を高めることに他ならない。
 教材自体の利益もあるし、前述したように顧客の囲い込みがうまく機能すれば、他校への移動も無くなり、更新も増え、定着率は伸びるはずだ。
 しかし、実際に問題になるのが良い教材探しだ。
 中小のスクールでは自社開発などする余裕はないし、通常販売されているものでは教材事態の利益が出にくい。また、教材の良し悪しを一つ一つ見ている暇も無い。
 そこで、ファーストフローでは実績のある教材を試験的に3つ用意した。
 このシステムの試験運用でうまくスクールが機能すれば良い教材をさらに探そうと考えている。
 ここまで読んでいただいた方はお分かりだと思うが、「ダブルスクール化」の傾向は、スクール経営を改善する非常に良いチャンスだ。レッスンと教材で健全な利益が取れれば、生徒に対するサービスも良くなり、生徒の自宅学習フォローと相まって、すばらしいスクールができるはずだ。この機会に是非、真剣にとりくんでいただきたい。